2010年1月23日土曜日

キンドルの衝撃

アマゾンが電子書籍端末「キンドル」の印税配分を70%にするというニュースが流れてtwitterやらブログなどで話題になっていますね。
作家の囲み込みが目的ではあるにしても、こういう時代が来るという事は容易に想像出来たわけで。
アマゾンとしてみればアップルに先手を打ったわけですが、数字の勝負になると行く末が心配です。
まぁアマゾンにしてもアップルにしてもコンテンツありきの戦略ですから出版業界全体に及ぼす影響がどれくらいなのかは私の頭では想像出来ません。

ただ、個人としても権利関係を扱う仕事もしてるので色々考えさせられる事はあるわけです。
音楽業界で考えれば制作やら興行やらプロモーションやら著作権やら出版含めた権利関係など複雑な絡みがあるので、どんなに便利なツールが出来たとしても簡単に印税70%という一言では片付けられないわけです。
iTuneとかだとアップルが最初から暴利をむさぼってるわけですし。


しかし過去の慣例から決められてたようなアーティスト印税1~3%で原盤供給しても13~15%とかいう数字はどう考えても音楽に夢が持てないよね。
もちろん音源をリリースする事は大変な労力がいるし予算が必要なので、印税を上げれば良いという話しでも無いでしょう。
実際ビジネス的に考えれば毎年リリースされてる作品の多数が誰一人儲かっていない作品だと思いますしね。

それにしてもケースバイケースで夢の持てるシステムは作りたいよね。

音楽に愛の無い資本家とかがキンドルみたいなビジネスを仕掛ける事も多いにありうるわけで。
もしそうなったら興行力やプロモーション力の無いメーカーやレーベルは全滅ですね。
(音楽に愛にあるメーカーがどんだけあるか知らんが)


これからは新たなシステム作りに向けて考えていかねば。
(隙間産業なりに)

続きはtwitterで。

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